いらっしゃいませ!
今飲食店やコンビニでの廃棄や食品ロスが問題になってきています。
コンビニではこの廃棄が三大経費の一つであり、この廃棄物を捨てるのにも年間かなりのお金をかけてゴミを処理しています。
この廃棄をなくす事で環境的にも企業的にもプラスな面がたくさんあります。
今回はそんなセブンイレブンにおける「廃棄」は1週間でどれくらいの金額になるのか当社調べではありますが紹介致します。
ジャンルごとに説明しているので結果だけ知りたい人は「まとめ」までスキップしてください♪
もくじ
- 1 セブンイレブンの廃棄はどれくらい?【当社調べ】
- 1.1 廃棄の構成比(1週間)
- 1.1.1 1位 お弁当類 廃棄金額5万8382円 構成比31.4%
- 1.1.2 2位 フライヤー類 廃棄金額2万922円 構成比11.3%
- 1.1.3 3位 デリカ(主菜・副菜・サラダ等)廃棄金額2万851円 構成比11.2%
- 1.1.4 4位 調理パン(ホットドック等)廃棄金額1万8114円 構成比9.7%
- 1.1.5 5位 麺類 廃棄金額1万6580円 構成比8.9%
- 1.1.6 6位 ペストリー(メロンパン等)廃棄金額1万4262円 構成比7.7%
- 1.1.7 7位 スイーツ 廃棄金額1万3437円 構成比7.2%
- 1.1.8 8位 生活デイリー(漬物・加工肉等)廃棄金額1万229円 構成比5.5%
- 1.1.9 9位 おでん 廃棄金額8570円 構成比4.6%
- 1.1.10 10位 その他 廃棄金額4454円 構成比2.5%
- 1.1 廃棄の構成比(1週間)
- 2 まとめ
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セブンイレブンの廃棄はどれくらい?【当社調べ】
では、セブンイレブンの廃棄はどれくらいなのでしょうか?
当店のデータを元に紹介します。
当店の1日の全商品の廃棄の平均は約2万5000円です。
1週間にすると約18万円です。1ヶ月で約75万円もの商品を捨てています。
年間にすると約900万円です。
セブンイレブンは全国で約2万店あるので年間で約1800億円もの商品が捨てられています。
これはもう「環境問題」や「社会問題」と言ってもおかしくないですよね!
廃棄が出る量は個店差があり、冬や夏などの季節によっても大きく変わってきます。
では、この金額の構成比はどのようになっているのでしょうか?
当店調べではありますがどのジャンルからの廃棄が多いのか確認していきましょう!
廃棄の構成比(1週間)
では当店で1週間の廃棄金額の合計が18万5801円だった週があるのでその週の構成比を確認していきましょう!
1位 お弁当類 廃棄金額5万8382円 構成比31.4%

やはりダントツの1位は「お弁当類」です。美味しいお弁当を提供するために鮮度がかなり短くほぼ1日しかないのでそれも原因の1つだと思います。
おにぎりセールの時は発注が増える分更に廃棄も増え、普段の倍以上の金額になる場合もあります。
2位 フライヤー類 廃棄金額2万922円 構成比11.3%

カウンター商材とも呼ばれる「フライヤー」「中華まん」「焼鳥」が第2位でした。
こちらも鮮度が短く、お客様が多く来店される時間に目掛けて仕込みますが当たり外れがあり、どうしても廃棄になってしまいます。
仕込みが少ないと残り物感があり、ある程度は仕込まないと売れないので廃棄は避けて通れません。
3位 デリカ(主菜・副菜・サラダ等)廃棄金額2万851円 構成比11.2%

コールスローサラダやカット野菜などの商品は「デリカテッセン」というジャンルに分かれます。お弁当などに比べると鮮度は長いのですが好き嫌いが分かれ当店では現場で働くような力仕事のお客様が多いのであまり売れないことが多いです。
コンビニは比較的男性の利用が多いと言われているのでサラダ等の女性が好む物は廃棄になりやすいです。
4位 調理パン(ホットドック等)廃棄金額1万8114円 構成比9.7%

サンドイッチもこの調理パンというジャンルに含まれます。おにぎりが売れているときはサンドイッチが廃棄になりやすくおにぎりと対の関係にあります。
おにぎり同様需要が多いので発注量が多く、廃棄のリスクも高いです。
5位 麺類 廃棄金額1万6580円 構成比8.9%

夏場は「冷やし中華」等の冷たい調理麺。冬場はかき揚げそばなどのカップ麺が廃棄になります。
1個1個の単価が高く10個廃棄になるだけで5000円くらいになってしまいます。
6位 ペストリー(メロンパン等)廃棄金額1万4262円 構成比7.7%

こちらもおにぎりと対の関係にあります。朝ごはんはパン派とご飯派と別れるのでどちらも発注量は少なくする事はできません。
数はかなり廃棄になりますが単価が安いので金額としてはそこまで跳ね上がる事はありません。
7位 スイーツ 廃棄金額1万3437円 構成比7.2%

今コンビニはスイーツに力を入れているところが多く、流行に合わせてタピオカのスイーツやバスクチーズのスイーツ等色々発売されてますよね!
若い女性のお客様が多く来店するお店であれば売れますが客層によってスイーツはかなり好みがわかれます。
そこら辺の見極めによっても廃棄量はかなり変わってきます。
8位 生活デイリー(漬物・加工肉等)廃棄金額1万229円 構成比5.5%

主に年配の方に需要が見込まれる漬物類やお子さんのお弁当に入れたり、つまみとして買われるウィンナー・ソーセージ類が生活デイリーとされています。
大量売れたりする事はありませんが品揃えとしてお店には必ず置いてある商品です。
鮮度は長いのですが常に需要のある商品ではないのでたまに廃棄になってしまいます。
9位 おでん 廃棄金額8570円 構成比4.6%

コンビニのニュースで色々と取り上げられているおでん。今や、「おでん」と言ったらコンビニで買って食べるイメージですよね?
ですがそのイメージとは裏腹に廃棄の量がすごいんです。
構成比的には下の方ですが毎日廃棄の方が多い状態です。
おでんはあらゆる具材を入れないとおでんとしては成立せず、少ない具材だと味も変わってきます。
ですので廃棄は必ずでてしまうのです。
と思うのが普通なのですがそこはフランチャイズ。
本部との色々な細かい契約上やめることができないのです。
10位 その他 廃棄金額4454円 構成比2.5%
その他の商品はまれに出るお菓子の廃棄や落としてしまったり汚れたりで売り物にならなくなった物を廃棄にした金額です。
まとめ
順位 | ジャンル | 金額 | 構成比 |
1位 | お弁当類 | 5万8382円 | 31.4% |
2位 | フライヤー類 | 2万922円 | 11.3% |
3位 | デリカ | 2万851円 | 11.2% |
4位 | 調理パン | 1万8114円 | 9.7% |
5位 | 麺類 | 1万6580円 | 8.9% |
6位 | ペストリー | 1万4262円 | 7.7% |
7位 | スイーツ | 1万3437円 | 7.2% |
8位 | 生活デイリー | 1万229円 | 5.5% |
9位 | おでん | 8570円 | 4.6% |
10位 | その他 | 8570円 | 2.5% |
合計 | 18万5801円 | 100% |
以上が当店での1週間の廃棄の金額と構成比です。
色んな物が簡単に買えるコンビニはとても便利ですがその分色んな物を捨てている状態になってます。
お店にとって売上を上げる事はもちろん大事な事ですが、それと同じ様に廃棄・食品ロスを減らす事もお店にとっても環境にとってもとても大事なことなんです。
この廃棄・食品ロスを減らす為に現在セブンイレブンでは地域限定で『エシカルプロジェクト』が行われています。
『エシカルプロジェクト』について詳しくはこちらをご覧ください。

ありがとうございました!またお越しくださいませ!