いらっしゃいませ!
北海道に住む私たちには冬の寒さに耐えるために膝掛けやタオルケットなど暖かいアイテムが欠かせません。
衣類も同じで普段はあまり気にしない生地の素材なども冬になるとなるべく暖かい素材のものを選びます。
暖かい生地として代表されるのが『ウール』です。
北海道民はジンギスカンで羊を食べてさらに衣類としても羊を使っています。
羊に対する愛がすごいです!
『ウール』にも特徴があり、手入れや洗濯の仕方次第で寿命が変わります。
今回はそんな冬には欠かせない素材『ウール』の特徴や手入れ方法を紹介していきたいと思います。
もくじ
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ウールの素材って一体何で出来ているの?

「ウール」は大体が皆さんご存知の通り『羊の毛』からできています。ですが羊毛を原料とする動物繊維全般をウールと言うのでウールがすべて羊毛とは限りません。
- ヤギの毛が原料→『モヘヤ』『カシミヤ』
- ウサギの毛が原料→『アンゴラ』『アルパカ』など
日本で使われているウールはほぼ100%海外から輸入されています。
基本的なウールの特徴とは?

ウールの種類によっても多少扱い方などは変わってきますが今回もウール100%の基本的な特徴を紹介します。
ウールは保温性が高く暖かい!

ウールはやはり「暖かい!」というのが1番最初に思い浮かぶ特徴ですよね!
ウールは油分を含んでいて撥水性があります。濡れても保温性があるのでコートなど野外での着用する衣類に適しています。
また、多くの空気を含むため断熱性が高いのも特徴的です。
通気性がありながら防寒性も高いので冬服や寝具によく使われています。
ウールは熱を逃して夏にも使える!

羊のようなモコモコの毛を想像すると冬だけの素材と思われがちですが、熱が伝わりにくい特徴があるので体から出る熱や水蒸気を外に逃してくれます。
編み方ひとつでもその見た目は大きく変わり、通気性の良い編み方にする事で冬だけじゃなく「サマーニット」として夏場でも着れるのです。
ウールはシワになりにくくて弾力性がある!

ウールは弾力性や伸縮性に優れているのでシワになりにくく、洗濯して乾いたあともアイロンの必要はなくそのまま畳んでしまってOKです。
ですが、伸縮性があるということは洗濯後の乾かし方次第ではベロンベロンに伸びてしまいます。
私も以前着ていたニット素材のカットソーを洗濯し、ハンガーにかけて干していたところ袖だけ伸びてしまい着れなくなって処分したことがあります。
アイロンなどでシワを伸ばすことは必要ないかもしれないですが伸び縮みに関してはかなり気を配らなければならない素材の一つです。
ウールは染色しやすく色落ちにしにくい!

ウールは染色性が高いのでいろんな色に染めることができます。
色が浸透することで色落ちもしにくくなるので衣類にはもってこいの素材です。
他の洗濯物と洗っても色移りすることもないので安心して洗濯することが可能です。
ウールのデメリットは?
先程もお伝えしましたがウールは伸縮性がある分伸びやすく縮みやすいです。
ハンガーにかけてしまっておくと知らぬ間に襟元や袖が伸びてしまうのでできるだけ畳んでしまいましょう。
また、摩擦にも弱く他の衣類などとこすれる事で毛玉が出来やすいです。
油分を含んでいるため虫に食われやすいです。食べかすなどがついてる状態でしまうと尚更虫の格好の的なのでしっかりと洗い、手入れしてからしまいましょう。
通気性や保温性には優れていますが結構デリケートな素材なので扱い方には注意が必要ですね。
ウールの手入れ・洗濯方法は?

ウール素材はかなりデリケートで洗濯は慎重に行いましょう!もし間違った洗濯方法で洗ってしまうと生地が縮んで硬くなってしまうので注意です!
できれば高級なニットやお気に入りのウール素材のものはドライクリーニングしましょう!もしご家庭で洗濯する場合はぬるま湯にし、洗剤はオシャレ着洗いのタイプがおすすめです。
手洗いの物が多いですが洗濯できるものに関しては袖を内側に折りたたんで、キレイに形をキープしたままネットに入れてください。
その後は襟や袖を整えて平干しするといいです。ハンガーにかけてしまうと重量で襟元や袖が伸びてしまいますので注意です!
手入れ方法はなるべく一度着用したらしまう前に毛玉をブラシなどで取り除きましょう。
ウールはアイロンをかけてもいいの?

ウールは基本アイロンをかけても大丈夫な素材です。
シワになりにくい素材なのでスチーム機能を使って毛を潰してしまわないように優しく衣類に沿ってアイロンを軽く浮かした状態でスチームを当てるだけで十分です。
どうしても直にアイロンをかけたい場合はテカリなどを防ぐために当て布をしましょう!ハンカチなどでも代用は可能ですが同じウール100%の布を使うようにしてください。
ウールは染色性が高いのでできれば色移りを防ぐためにも色の薄い当て布を使うことをおすすめします。
多少の伸びならこの方法で修正できますので参考程度に。
まとめ
- 保温性が高い
- 熱が伝わりにくい
- 弾力性・伸縮性に優れている
- 染めやすい
- 毛玉ができやすい
- 洗濯はドライクリーニング
- アイロンはスチームで
ウールはとても暖かくて冬には欠かせませんがデリケートな素材なので冬にたくさん着たウール素材の服はしっかりとケアしてからタンスにしまうことをおすすめします。
タンスにしまう際も袖が伸びないようにしっかりたたみ、虫に食われないようにしっかり洗ってからにしましょう!
ありがとうございました!またお越しくださいませ!