いらっしゃいませ!
タバコの値上がりや、喫煙場所の減少により禁煙を意識し始めた方も多いのではないでしょうか?
タバコの本数を減らして減煙する方法や、加熱式タバコやタール数の軽いタバコに変更して、少しずつタバコから離れていく方法など色々あります。
しかし、どれもかなり根気のいるもので苦痛でしかありません。
たぶんこの記事を読んでる方も一度は試してみたことがあるのではないでしょうか?
どの方法が1番いいかは本人にしかわかりませんが、まずタバコに対する意識を変えることは皆共通して言える大事なことだと思います。
そこで今回は、メンタリストDaiGoによる『メンタリズム禁煙法』を紹介します!
この本を読んで、まずタバコや禁煙に対する意識改善をすることで皆さんの禁煙の手助けになるかもしれません。
※ほんの一部分のみの紹介ですが、一部ネタバレを含みます。
もくじ
|
『メンタリズム禁煙法』とは?
タバコを吸っている人のほとんどは、一度は禁煙に挑んだことがあるのではないでしょうか?
しかし、どれも苦痛で耐えれるものではなかったはず!
この禁煙本は、
『意志力』や『根性』では禁煙はできない。
今まで失敗を繰り返してきたのは、『意志力』や『根性』でタバコをやめようとしてきたのが理由としています。
禁煙に効果のある心理的介入を複数提示しつつ、意志の力や根性に頼ることなく
我慢のない心理学的に正しい禁煙法を教えてくれます。
喫煙者がいる家庭の空気は大気汚染と同じ
本書の冒頭部分で驚きの見出し!
『喫煙者がいる家庭は北京の空気と同じ!?』
タバコの煙が有害なのは誰もが知っていますが、具体的に「どこの空気と同じ」とは思ったこともありませんでした。
『PM2.5』
と、言う有害物質は誰しも耳にしたことがあると思います。
大気中に浮遊する粒の大きさが2.5um以下の微小粒子状物質。非常に小さな粒子で肺の奥深くまで入り込みやすく、体に入り込むと炎症を引き起こし、呼吸器や循環器疾患の死亡率を上昇する可能性がある。
PM2.5と聞くと皆さんは
「有毒な物質」
と思い、外出する際には空気を吸い込まないように気をつけたはずです。
喫煙者も例外ではありません。
しかし、タバコもPM2.5となんら変わりない「有毒物質」です。
ベランダで吸おうが、換気扇の下で吸おうが大気汚染には変わりありません。
なのになぜタバコは良くてPM2.5はダメなのでしょう?
喫煙者本人が、どこかでタバコを吸うことを肯定化しているからです。
本人の中でタバコを吸う為の理由づけがされていることで、禁煙をいくら勧めても響かないのです。
まず、タバコの煙がどれだけ危険なものか知る事が禁煙の第一歩になりそうです。
タバコに関する「3つの誤解」
- 本気を出せばタバコはやめられる
- タバコはニコチン依存症だからやめられない
- タバコはストレス解消になる。うまいから吸っている
しかし実際は
- 意志の力でタバコはやめられない
- ニコチンの依存性は高くない
- タバコを吸う理由などなく、喫煙はただの習慣に過ぎない
本書では、まずこの3つの誤解を解くところからスタートします。
意志の力では禁煙は無理
生活をする中で必ずこのタバコをやめるという『意志』を誘惑するものが存在します。
喫煙所でタバコを吸っている人たち、タバコを吸う知人のタバコのニオイ、食後に喫煙所にいく同僚の姿など誘惑は様々です。
『意志』だけではなく、
『生活習慣の見直し』や『タバコを遠ざける習慣』
が必要不可欠になります。
本気になればやめられる!
と自信を持つのではなく、初めから
本気を出しても意志だけの禁煙は難しい!
と理解しておくだけでだいぶ気が楽になります。
ニコチン依存症だからやめれない
タバコをやめられない理由の一つとして、
『ニコチン依存症』が存在します。
たしかにこのニコチンは依存します。
しかし、その依存性は低く3日もあれば体外に排出されます。
タバコをやめられない理由を「ニコチン依存症」という病気のせいにすることで自分を肯定化し、タバコに火をつけてしまうのです。
タバコはストレス解消になる!おいしいから吸っている!
タバコを本当に心からおいしいと思って吸っていますか?
タバコの味を実感しながら吸っているのは数本で、ほとんどがなんとなく吸っていませんか?
よく、食後に必ずタバコを吸ってから仕事場に戻る人を見かけます。
せっかく美味しいもので満たされているのに、更にタバコを吸う理由は何でしょう?
食後にいつも一服してから仕事場に戻るという習慣が染み付いている証拠です。
人間なかなか習慣付くとやめられないことが多く、無意識のうちに同じ行動をとってしまいます。
タバコを吸う理由などなく、ただの習慣にしか過ぎないと気付くことが禁煙の第一歩として重要になってきます。
『メンタリズム禁煙法』を読んだ感想
本書は、あくまで心理学的に基づいた禁煙法です。
この本を読んだ人の心にどれだけ響くか、どれだけ禁煙を決意してこの本を読むかによっても評価は変わると思います。
私自信禁煙をする為にこの本を読んだわけではありませんが
「なるほど!」
と思う点が多数ありました。
詳しい内容は本書を読んでいただきたいですが、タバコに対する印象が変わるきっかけにはなると思います。
また、どうやって禁煙をしたらいいかわからない人の手助けにもなります。
色々禁煙を試した人よりも、初めて禁煙をする人の方がスムーズに本書の内容を受け入れることができるのではないでしょうか。
禁煙を失敗した人ほどこの本の悪い例に当てはまり「どうせこんなの効き目ない!」と、鼻から諦めてしまいそうな気がします。
この本を読んで禁煙が成功したどうこうよりも、この本を読んでまで禁煙をしたいと思うことも禁煙への第一歩だと思います。
綺麗事かもしれませんが…。
とにかく読んで損はないです!
まとめ
禁煙するのは難しいという先入観は誰しもあると思います。
たしかに禁煙は自己流で無理やりするのはかなり困難で、禁煙外来などが存在するくらいなのでかなり高レベルです。
いきなりタバコをやめるのではなく、脱ニコチンを始めるのもいいと思います。
ニコチンをまず無くしたい場合は、ニコチンの入ってないノンニコチンスティックを試すのもいいかもしれません。
禁煙方法は一つではないので、自分にあった禁煙方法で無理なく楽しんでいきましょう。
ありがとうございました!またお越しくださいませ!