いらっしゃいませ!
皆さんはコンビニの前にある灰皿を利用した事がありますか?
よくコーヒーを片手にタバコを吸いながら談笑しているサラリーマンを見かけます。
しかし、その灰皿が撤去される方向に向かっています。
今回は、コンビニ前にある灰皿の本来の目的と撤去内容について紹介したいと思います。
もくじ
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コンビニの前に灰皿を置く目的とは?
まず、なぜコンビニの前に灰皿があるのかご存知でしょうか?
その本来の目的は
タバコを吸いながらの来店を防ぐ為
です。
昔は良く歩きタバコをしながら来店されるお客さんも多く店内に煙が充満することもありました。
タバコを店頭の灰皿に捨ててタバコを持ちながらの来店を防ぐために設置されました。
最近では歩きなタバコの取り締まりがだいぶ進んだのでタバコを吸いながら来店される方も減ってきました。
ですが、本来タバコの火を消してもらうために設置した灰皿が喫煙する為の灰皿に変わってしまったのは
お客さんは『これからタバコを吸うための灰皿』、お店側は『もともと吸っていたタバコを消してもらうための灰皿』
と、言うお客さんの目的とお店側の目的の違いが原因となっています。
コンビニ前の灰皿は本当に必要?
そもそもコンビニ前に灰皿は本当に必要なのでしょうか?
当店で毎回タバコを購入される常連さんにアンケートをとってみました。
アンケート結果は「8割の方が灰皿は必要」と答えました。
やはり喫煙者にとってコンビニ前の灰皿は一服をして談笑をする憩いの場でもあるようです。
ですが、その一方で「約2割の方が灰皿は必要ない」と答えました。
なぜコンビニの灰皿は必要なのか?
必要と答えた40人の方に細かい理由を聞くと面白い結果が帰ってきました。
『コンビニ=休憩所』と認識している方も多く、ドライブの途中やお昼休憩などで寄ったコンビニでタバコを買い、
外に置いてある灰皿で一服するのが至福のひと時のようです。
しかし、残りの10人の答えは「車の灰皿に溜まった吸い殻を捨てたい」という内容でした。
たしかに、防犯カメラをたまに眺めていると車から灰皿を持ってきて
店頭の灰皿の中に吸い殻を流し込んでいる方を度々見かけます。
コンビニをゴミ捨て場と思っている方も多く、設置してあるゴミ箱にも家庭ゴミを持ち込むなど
コンビニに対するお客様のゴミ捨て問題はかなり悪化しています。
コンビニ前の灰皿は、タバコを吸う目的でも必要とされ更に吸い殻を捨てる目的でも必要とされているようです。
コンビニの灰皿に対するお客様の意見
喫煙者にとって灰皿は必要なものですが、タバコを吸わない方にとってはどのように思われているのでしょうか?
タバコを吸う人、吸わない人ランダムにコンビニの灰皿について色々意見を聞いてみました。
- 外で吸っていても煙が店内に入ってきて不快
- 近くに住んでいるが部屋が煙たくなる
- 見た目が良くない
- タバコの吸い殻が散乱して汚い
- たまに灰皿が燃えていて危ない
- タバコを売っているから灰皿は置くのが普通
- 灰皿がないお店は吸えないので利用しない
- 他に吸える場所がほとんどない
タバコを吸わない人からしたらコンビニの灰皿は良いイメージがないようです。
たしかに、灰皿が外にあっても煙は店内に入ってくる事があります。
煙のニオイが店内に入ると食品や他の商品にニオイがつかないか心配になるのと同時に
望まない喫煙(受動喫煙)を起こしてしまうので、小さいお子さんも来店されるコンビニではあまり望ましくありません。
その一方で喫煙者は、「タバコを売っているところでタバコが吸えないのはおかしい」「他に吸う場所がない」と言った意見もちらほら。
たしかに健康増進法により受動喫煙の防止が進む中で屋内の喫煙は原則禁止となっています。
喫煙のルールやマナーについてはこちらをどうぞ!
『タバコを買う場所=コンビニ』『休憩所=コンビニ』というイメージも強いので
コンビニの灰皿は喫煙者にとってはかなり大事な存在と言えます。
なぜコンビニの灰皿は撤去される?
では、さまざまな意見がある中どうしてコンビニの灰皿の撤去が決まったのでしょう?
本部の方に聞いたら理由は色々あるようです。
- 東京オリンピックに向けイメージの向上
- 本来の目的と違う使われ方やクレームが多発している為
- 健康増進法の促進
東京オリンピック向けて
本来2020年に行われる予定だった東京オリンピック。
その東京オリンピックに向け、外で喫煙をする光景が見た目や環境に良くないとされ、日本のイメージアップの為に灰皿が撤去されることになっていました。
もともと海外に比べ、日本は喫煙のルールが緩いとされているのでこのような対策が必要なのだと思います。
コンビニ大国の日本は、海外に比べかなりの数のお店が出店されています。
なので、コンビニから灰皿を無くすだけでもかなりの環境改善に繋がるとされています。
灰皿の使われ方の違い
先程も申し上げたように、コンビニの灰皿の使われ方は本来の目的と異なっています。
灰皿を置くことで吸い殻やタバコのゴミが増えたり、火をつけたまま捨てることにより、空焚き状態で火災の危険も出てきます。
このような状態からお店のオーナーさんやお客様から灰皿撤去の声が多数あがっていました。
灰皿を置くことでマイナス面が増えてきたのが撤去の理由の1つでもあります。
健康増進法の促進
2020年4月より全面施工された健康増進法。
これにより、望まない受動喫煙を防止する動きがかなり強くなっています。
外に設置している灰皿も例外ではなく、そこで吸っている煙は店内や店外に漂ってしまいます。
さまざまな客層の来店があるコンビニでは、このような望まない喫煙がどうしても発生するので
受動喫煙を避ける為にも灰皿の撤去はやむを得ないと言えます。
本部の方も、この分煙の動きが灰皿撤去の理由として1番濃厚で
世の中の動きに合わせて灰皿の撤去が進んでいくようです。
灰皿の撤去は任意
灰皿の撤去や新店舗には灰皿を設置しない事が決定したセブンイレブン。
しかし!
フランチャイズの為全店舗が必ずしも撤去しないといけない、もしくは灰皿を置いてはいけない訳ではないようです。
表向きは灰皿を撤去していくようですが、オーナーさんの意向などを確認した上で
店舗によってはそのまま灰皿を残すようなので喫煙者の方は一安心です。
しかし、世の中が分煙に向かって進んでいるのでいつ完璧に撤去が決定するかは時間の問題です。
まとめ
今回は、コンビニの灰皿の撤去理由と必要性について紹介しました。
どんどん喫煙所がなくなり寂しい思いをする喫煙者も多いと思いますが、
しっかりマナーを守って住みやすい世の中にしていきましょう!
とりあえず、コンビニの灰皿は今のところすぐにはなくならないようなので一安心ですね!
ありがとうございました!またお越しくださいませ!