いらっしゃいませ!
健康を気にして紙巻きタバコから加熱式タバコや電子タバコに切り替えた方も多いのではないでしょうか?
健康被害が紙巻きタバコに比べ少ないとされている電子タバコや加熱式タバコですが、ペットに対して影響があるのか気にした事はありますでしょうか?
今回は、猫がいる家庭での電子タバコや加熱式タバコの注意点について紹介したいと思います。
もくじ
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電子タバコや加熱式タバコが猫に悪影響な理由
- PG(プロピレングリコール)は猫に有害
- 香料が猫にはストレスを与える
さっそく本題に入りますが、加熱式タバコや電子タバコは猫に悪影響があると認められています。
加熱式タバコや電子タバコは火を使わずに加熱する事で従来の紙巻きタバコよりニオイや煙、健康被害が少ないとされ大流行。
しかし!
これはあくまで私達人間にとっての話。
猫などの動物にどのような悪影響があるかはあまり意識していない方も多いのではないでしょうか?
では、猫にとって何が悪影響なのか?
大きく2点注意点があるので確認していきましょう!
1.リキッドに含まれるPG(プロピレングリコール)が悪影響
まず1つ目が「PG(プロピレングリコール)」という無色・無臭の添加物。
電子タバコのリキッドにほぼ確実と言っていいほど含まれています。
また、加熱式タバコで吸える茶葉スティックやJTの加熱式タバコ「プルームテック」のリキッドにも使用されています。
調べによると、このPGを猫が摂取し続けると中毒になって貧血を引き起こす可能性があるとの事。
なので、PGが含まれたキャットフードやおやつは販売のみならず製造も禁止されています。
その他、さまざまな合併症を引き起こす可能性もあるので注意が必要。
猫がリキッドを直接飲み込むことはまずないとは思いますが、加熱によって気化されたPGを猫が吸い込む事で体内に簡単に入ってしまいます。
人間にとっては有毒性が低いとされているPGですが、猫にとっては有害なので注意しましょう!
2.香料が悪影響
次に猫に悪影響とされているのが「香料」
人間の嗅覚よりも何十万倍も優れているとも言われる猫の嗅覚は、私たちが感じ取れないニオイも感じ取ってしまいます。
たばこに含まれる香料は猫にとってはかなり強烈。
猫より嗅覚の優れている犬にとってはさらに強烈なものとなります。
人間でも常に強烈なニオイがする事はかなりのストレス。
電子タバコや加熱式タバコに限らず、たばこから発生するニオイは嗅覚の優れている動物にとっては日々ストレスなのです。
PG(プロピレングリコール)が含まれている加熱式タバコは?
まずリキッドを使用する電子タバコのほぼ全てにPGが含まれていると考えてください。
では、加熱式タバコでPGが含まれているのはどれなのでしょう?
香料 | PG | |
アイコス | ○ | × |
グロー | ○ | × |
プルーム・テック | ○ | ○ |
茶葉スティック | ○ | △ |
アイコス
アイコスはヒートスティックに香料を使用していますが、リキッドの使用がないのでPGは使用していません。
しかし、フィリップ・モリスから発売されている加熱式タバコ「リルハイブリッド」はリキッドを使用しているのでPGが含まれます。
また、茶葉スティックなどのアイコスやアイコス互換機で使用できるニコチンフリーのスティックにもPGが含まれていることがあります。
なので、購入前に成分をしっかり確認して使用することをおすすめします。
グロー
グローも香料は使用。
こちらもリキッドを使用していないのでPGは含まれていません。
過去に発売された加熱式タバコ「グロー・センス」は、カートリッジ式のリキッドを使用していた為PGが含まれています。
すでに終売になっている本体ですが、まだ使用している方はご注意を!
プルーム・テック
香料 | PG | |
プルーム・テック | ○ | ○ |
プルーム・テック・プラス/ウィズ | ○ | ○ |
プルームX/S | ○ | × |
加熱式タバコ「プルーム・テック」には、「プルーム・テック」「プルーム・テック・プラス/ウィズ」「プルームX/S」があります。
「プルーム・テック」と「プルーム・テック・プラス/ウィズ」はリキッドとたばこ葉を使用。
その為香料もPGも両方含まれます。
スティックを差し込むタイプの「プルームX/S」は、リキッドを使用していない為PGは含まれていません。
茶葉スティック
茶葉スティックは、茶葉を使用する事でニコチンフリーで喫煙を楽しめるアイテム。
旧アイコスやアイコス互換機で使えるスティックで、この茶葉スティックにもPGが含まれていることがあります。
人間がニコチンフリーで健康や禁煙を意識して吸っているにもかかわらず、ペットの猫には悪影響とはなんとも悲しい…。
保湿効果や保存効果があるPGには葉っぱを乾燥させない効果もあるので、乾燥を避けたい商品などには結構使われています。
商品によっては使用していないものもあるようなので、購入前に成分を確認して使用することをおすすめします。
まとめ
本記事では、PGは猫にとって悪影響とお伝えしましたが、本来は生きる上で必要のない物なので過剰摂取は全ての生き物にとって悪影響だと思ってください。
その中でも特に猫に影響が出やすい物として紹介させて頂きました。
私達人間だけではなく、ペットも家族ですので電子タバコや加熱式タバコは使用前にしっかりと考える必要がありそうです。
ありがとうございました!またお越しくださいませ!